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his profile

1964年9月4日、旧東ドイツのドレスデンに生まれる。
戦前ゼンパー・オパーに毎晩のように通いつめていたという、音楽好きの祖母の影響を受けて子供時代を過ごす。

1974年、地元のドレスデン聖十字架教会合唱団（Dresdner Kreuzchor）に入団。
以後1981年まで所属して、ボーイソプラノやボーイアルトを歌う。 1979年2月～3月、日本への公演旅行にも参加。

ドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学（Hochschule für Musik Carl Maria von Weber Dresden）に入学。入学した当初はテノールだった。
テノールとしては平凡な声だったらしく、教官から「プロの合唱団員になれれば上出来」と宣告されたエピソードも。

その後、テノール→バリトン→バスへと声域・声質が変化していき
1987年、音大在学中に、ベルリン国立歌劇場（Staatsoper Unter den Linden）に《魔笛》弁者役で出演、プロの歌手としてデビュー。
翌1988年、ベルリン国立歌劇場のアンサンブルに正式に加入する。以後、現在に至るまで同歌劇場の専属歌手として活動中。

1989年、ヘルシンキで行われたミリアム・ヘリン国際声楽コンクールで第1位入賞。

1990年、春のイースター音楽祭でザルツブルクに初登場。クルト･マズア指揮の《フィデリオ》（ドン･フェルナンド役）と、バッハ《マタイ受難曲》に出演。
10～11月、ベルリン国立歌劇場の日本公演に参加。《魔笛》の弁者、ガラ・コンサートで《シチリアの夕べの祈り》からプロチダのアリアを歌う。

1991年夏、ザルツブルク音楽祭でショルティの指揮する《魔笛》のザラストロを歌い、注目を集める。
同年冬、ミラノ・スカラ座に、同じくショルティの指揮でザラストロを歌ってデビュー。

1992年、NY・メトロポリタンオペラのセビリャ万博公演《フィデリオ》に、ドン・フェルナンド役で出演。メトのプロダクションへの初出演となる。
同年、ウィーン国立歌劇場に、ドン･フェルナンドと、《魔笛》の弁者を歌ってデビュー。

1994年、バイロイト音楽祭に、レヴァイン指揮の《ニーベルンクの指環》〈ラインの黄金〉のファーゾルトでデビュー。

1995年、NYでレヴァイン指揮《ニュルンベルクのマイスタージンガー》の夜警を歌い、メトロポリタンオペラのハウス･デビューを果たす。

1997年6月、メトロポリタン・オペラの日本公演に参加。ヴェルディ《レクイエム》と、ベルリオーズ《ファウストの劫罰》（ブランデル役）に出演。
同年11月、ベルリン国立歌劇場の日本公演で再び来日。《魔笛》のザラストロと弁者（ザラストロはジョン・トムリンソンとのダブルキャスト）、《ワルキューレ》のフンディングを歌う。

1998年、ショルティ＆シカゴ響の《ニュルンベルクのマイスタージンガー》（ポーグナー役）が、グラミー賞の最優秀オペラ録音賞を受賞。
また、パリ・バスティーユ・オペラ座に、ジェイムズ・コンロン指揮の《トリスタンとイゾルデ》のマルケ王でデビュー。

1999年、シカゴ・リリック・オペラに、クリスティアン・ティーレマン指揮の《ニュルンベルクのマイスタージンガー》ポーグナーを歌ってデビュー。

2001年、サンフランシスコ・オペラに、同じくポーグナー役でデビュー。
同年5～6月、メトロポリタン・オペラの日本公演に参加。《サムソンとデリラ》の老ヘブライ人と、ヴェルディ《レクイエム》を歌う。

2002年1～2月、ベルリン国立歌劇場の日本公演に参加。《ラインの黄金》（ファーゾルト）、《ワルキューレ》（フンディング）、ブラームス《ドイツ･レクイエム》、ベートーヴェン《第九》に出演。
「ミュージカル・アメリカ」誌の2002年最優秀歌手に選ばれる。

2003年、バレンボイム＆シュターツカペレ・ベルリンの《タンホイザー》（ヘルマン役）が、グラミー賞の最優秀オペラ録音賞を受賞。
また、グラインドボーン音楽祭に、《トリスタンとイゾルデ》のマルケ王を歌ってデビュー。

2004年、ドイツのインダストリアル・メタル・バンド「ラムシュタイン」の歌詞をもとに、トルステン・ラッシュが作曲したアルバム《Mein Herz Brennt》のヴォーカルを担当。実質的に初のソロCDとなる。

2005年秋、ドレスデン・フラウエン教会の再建記念コンサートに出演。ベートーヴェン《ミサ・ソレムニス》を歌う。

2006年、ケネス･ブラナー監督のオペラ映画「魔笛」（原題"The Magic Flute"、英語歌詞）に、ザラストロ役で出演。（日本では2007年夏から2008年初めにかけて全国で上映された）
6月、メトロポリタン・オペラの日本公演に参加。《ワルキューレ》のフンディングと、《ドン・ジョヴァンニ》のレポレッロを歌う。
また、ドイツ「Opernwelt」誌の2006年ドイツ最優秀歌手に選ばれる。

2007年初め、メトロポリタン・オペラの主催する"Opera News Award"の2006年最優秀歌手に選ばれる。
10月、ベルリン国立歌劇場の日本公演で、《トリスタンとイゾルデ》のマルケ王を歌う。

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