お友達のヴァランシエンヌさんのブログ
《Valenciennes Traeumereien》で企画・配布されたものです。
頑張って答えてみました。疲れたけど、楽しかったです(^^)
2009.6.25改稿
好きなオペラ歌手に関する50+αの質問
◆最初にあなたのこと、ちょっと教えて下さい◆
Q1: まずあなたのHN(お名前)を教えて下さい
Nao。オフの友人と交流するのに始めたmixiのハンドルをローマ字表記にしただけなので、普段の呼び名そのままです。
Q2: オペラ、クラシック歴は何年くらいですか?
幼稚園からピアノを習いましたが、当時は自ら好んでクラシックを聴くお子様ではなく^^;
オペラやクラシックに興味を持って少しずつ聴き始めたのは、20年ぐらい前。
Q3: ドイツオペラとイタリアオペラ、どちらがよりお好みですか?
どちらも好きですが
オペラにハマッたきっかけが《魔笛》、イタリアもので一番好きな作品が《ドン・カルロ》というあたり、
根本的な嗜好はドイツ寄りだと思います。ちなみにフランスオペラも好きです。
Q4: 劇場にはどのくらいの頻度で足を運びますか?
以前は大阪でごくたまに、というのがやっとの状況だったのですが
やりくりしながらも、時々は東京遠征や海外追っかけに行ける環境が整ってきたので
これから頻度を上げていきたいです。
Q5: 実演を観に行くのと、家でのんびりソフト鑑賞。どちらがお好みですか?
細かいところまでじっくり観察できるソフト鑑賞も大好きですが、
(特に好きな歌手については)時間と資金が許すなら実演をたくさん観たいです。
Q6: 最近はネットラジオでオペラ、クラシック番組を聴くことが可能になりました。お聴きになったことはありますか?
はい。
Q7: Yesのかた、よく聴く放送局はどこですか?
好きな歌手が出演しているものを中心に聴くので、特に決まっていません。
◆さて本題です。まずはオーソドックスに◆
Q8: あなたの好きなオペラ歌手の名前を教えて下さい。
René Pape
Q9: 歌手の国籍、出身地は?
ドイツ。生まれも育ちもドレスデン。
Q10: 歌手の声域は?
バスもしくはバス・バリトン。
これからザックスやヴォータンがレパートリーに加わっていくとなると、ますますバス・バリトンと呼ばれることが多くなるかも、と思います。
個人的には呼び方はどっちでもいいですが。
Q11: 歌手はあなたよりも年上?年下?
年上です。
Q12: あなたと歌手との初めての出会いは?
1991年8月10日。
深夜、衛星放送で、ショルティ指揮の《魔笛》@91年ザルツブルク音楽祭の1日遅れ中継を観ていると、
若くて凛々しくておっそろしく美声で歌の上手いザラストロが登場。
Q13: 「この歌手に惚れた!」と思ったきっかけは?
Q12の時。
それまでに観ていた映像の影響で、ザラストロ=老人という固定観念が出来上がっていたせいもあるんですけど
第一幕の最後に登場した瞬間、「これがザラストロ!?若っっ!」
「♪Steh auf...」の第一声で「何?この艶々のベルベットな二枚目声は(*_*)」
演出も、パミーナ、タミーノ、ザラストロの三角関係めいた雰囲気を強調した路線で
「私がパミーナなら、タミーノよりもこのザラストロがいいわぁ♪」と思った時には、もう惚れていました(笑)
…ただ、衣装がベトナム風(すごく似合ってました)、照明のせいで髪も目も黒っぽく見えたうえに、
彼の顔立ちがどことなく東洋風味なせいもあって、当初は(あれほどドイツ語が美しいのに)ドイツ人とはつゆ思わず、
風貌だけ見て「アジアンの血が入ったラテン男?」と勝手に思い込んでいたのはナイショ(笑)
Q14: 好きな役、レパートリーは?
ザラストロ(魔笛)。やっぱり最初に観た役柄はファースト・インプレッションとしてずっと残るし、
様々なプロダクションで数え切れないほどの回数を歌ってきた役だから。
ただし演出によってかなり左右される役柄でもあり、私の知ってる中で好きなのは、出会いの1991年ザルツのと、2007年に日本でも公開されたケネス・ブラナー監督の映画のザラストロ。どちらの演出も、珍しくザラストロに生身の男としての存在感があるので。
まだ枯れていない男の苦悩が滲む、フィリッポ2世(ドン・カルロ)とマルケ王(トリスタンとイゾルデ)。
(枯れていないマルケというのは本来キャラズレなのかもしれませんが^^;)
どちらもいま各地で頻繁に歌っているということは、現在の彼にとって歌いやすい、歌い甲斐のある役柄ということなのでしょう。
グルネマンツ(パルジファル)。
ドイツ語の発音・発声と朗唱の美しさ、気品、かっこよさに、ただただ聴き惚れます…。
ドン・ジョヴァンニとレポレッロ。
とにかく堂々として強そう(何が?)なDG。
ヤラシサや臆病なところも出しつつ下品になり過ぎないレポレッロ(ただし、覇気凛々、パワフル過ぎて主人を食ってしまうこともままあり^^;)
これからも、出来ればどちらの役も歌い続けてほしいです。
メフィストフェレス(ファウスト/グノー)。
フランス語の発音とか、セレナーデの哄笑が今ひとつ決まらないとか、突っ込みたい点も多々あれど、
この作品の旋律美に、彼の声・歌い方は実によく合っていると思います。あと容姿も(笑)
オペラ以外でも色々ありますが、1つ選ぶなら
ベートーヴェン〈ミサ・ソレムニス〉バス独唱。
ベネディクトゥスの四重唱で彼のバスが絡んでくると、比喩ではなく昇天しそうになります^^;
Q15: これから歌ってほしい(聴きたい)役、または歌って欲しかった(聴きたかった)役は?
ヨハナーン(サロメ)とスカルピア(トスカ)。枯れてないキャラでいっとくべき…というのはさておき、
彼のBlack-Diamond-Bassでぜひ聴いてみたい2役。
今のところシュトラウスもプッチーニもほとんどレパートリーに入れていないので、私が勝手に希望しているだけで、実現の可能性は?ですが。
そして、パーペ本人も「いつか舞台で歌いたい、大好きな作品」と語っている、ルビンシュテインのデーモン。
ロマンティックで内省的な音楽、人間の娘に報われない恋をする悪魔…ハマり過ぎvv
Q16: ここだけの話、実は「これはちょっとね…^^;」と思う役は?
ないです。
似合ってなければ似合ってないで、笑いとネタの提供元になるし(^~^)
Q17: 印象に残っている公演は?(実演以外でも、録音、録画、ネット放送等、何でもOKです)
たくさんあって、あれもこれもと言いたくなりますが
やはり、初めて出会った1991年ザルツの《魔笛》。
初めて生で、しかもかなりの近距離で鑑賞できた2007年リンデン来日公演の《トリスタン》。
Q18: これを聴いて涙が出ちゃった!そんな曲(実演以外でも、アリア単体、録音、録画、ネット放送等、何でもOKです)ありますか?
聴いてとろけた曲ならいっぱいありますが(笑)泣けた曲…というと、オペラ・クラシックではなく、
聖十字架合唱団時代の仲間が作曲を担当したソロアルバム〈Mein Herz Brennt〉の中から、「Sehnsicht」。
彼の熱く張りつめた声に、アルメニアの民族楽器デュデュクの物悲しい音色が重なると…わけもなく切なくなって涙腺が緩んでくる(:_;)
弱音で伸ばす艶っぽいファルセット⇒ズドンと落とした低音で締め、というラストもたまりません。
Q19: 歌手のここが好き!なところは?
声、歌、佇まいは言うに及ばず、一つ挙げるなら完璧主義なところ。
裏返すと「歌に遊びがない!」ということにもなるんだけど(笑)そういうところも含めて好き。
Q20: この声。あなたにとって、官能的ですか?
もう、身体の奥深くに響く、セクシャルなパワーそのものの声。
…正直いうと、来すぎて困ることもあるんですけどね^^;;;
Q21: 密かに感じている歌手のウィークポイント、ありますか?
レポレッロとかロッコ歌っても、やたら堂々としていて主人や上司よりエラそう(見た目もだけど声と歌い方が)。
若い頃に歌った「マイスタージンガー」の夜警も偉そうだった…(笑)
…ようするにいつもワンパターンということ?^^;
Q22: 歌手の批評。読んで嬉しい誉め言葉は?
誉め言葉は何でも嬉しい。
Q23: では逆に、あんまり嬉しくない言葉は?
叩かれていたらやっぱり残念、悲しい…のですが、
実は「ま~た言われてる言われてる(^~^)」と内心ニヤニヤすることもよくあるので、
結局取り上げていじってもらえれば、大抵の言葉はそれなりに楽しめます。
Q24: この歌手のこの役(ディスク)を聴いてもらいたい!それは何ですか?
オペラに関しては、実演を聴くのに勝るものはないような気がするので、前述の《Mein Herz Brennt》。
彼の新たな一面が分かる……かも。
◆声と歌あってのオペラ歌手…とはいえ、舞台人でもあるわけで。やっぱり気になる?^^? 外見について◆
Q25: 歌手のルックスはあなた好みですか?
好みです。ああいうがっちりした精悍な男前タイプが好きなので。
ただし、彼のルックスの変遷は長く激しい(笑)
ファンになった20代の頃は、正直「ちょっと太目のイモ兄ちゃん」という風情なきにしもあらず。
30代前半は、ルックス的には黒歴史なのかも(ーー;)
あまりの膨張ぶりに、「あと数年もしたら、典型的なドイツのビール腹オヤジになるだろうなぁ」と諦めの境地に。
ところが、30代後半あたりからどんどん痩せて垢抜けてカッコよくなっていき、
40代に入った今は、めっちゃいい男やん(#^.^#)
Q26: 顔、身体のパーツで好きなところ、ありますか?あれば、それはどこですか?
目です、目。ぱっちりアーモンド型に切れ上がったおめめと、強烈な目ヂカラ。
近年トレードマークになっている?細く刈り込んだ髭。手入れにかなり時間かかってそう。むちむちの唇も好き。
身体のパーツで好きなところもいっぱいあるんですけど(^^ゞあえて選ぶなら、
がっしりしたおいしそうな二の腕と、腰から太腿にかけてのライン。
・・・舞台見ずにそんなところばかり見てるのか!?って突っ込まれそうですが、舞台もちゃんと見てますよ(^_-)
Q27: 身長は何センチくらいかご存知ですか?
インタビューや記事がたくさん出回っているにもかかわらず、身長の記載って見たことがないんですけど、
近くで目測した感じでは185センチちょっとぐらい。
Q28: 歌手の普段着姿、見たことはありますか?
はい。公式サイトに載っているプライベート写真や、雑誌インタビューの写真、じかに見たものも入れると、けっこう頻繁に見ています。
Q29: Q28でYesと答えた方、ずばり、歌手のセンスについて、どう思いますか?
普段着はジーンズが多いのですが、センスは悪くないと思います。
あまり変な配色や柄は着ませんし(たまに何とも言えない時もあるけど^^;)、オシャレするの結構好きそうだし。
マフラーや、ジャケット着用時のポケットチーフの合わせ方もなかなか心憎い。
ただ、シャツのボタンを必ず3つ開けて胸毛をチラ見せしたがるのは…ついそこに目が行っちゃうじゃない(///▽///
◆ファンになれば情報収集、したいですよね。ということで、情報収集に関する質問◆
Q30: 情報収集の方法は?
ファンになってからしばらくはインターネットなど無かったので、音楽雑誌のわずかな記事(名前が載ってるだけでも嬉しかった)と
ごくたまにテレビやラジオ(ネットラジオに非ず)で公演の放送があるのだけが頼りでした。
今はほとんどネット検索。あとはドイツ在住の方から教えていただいたり。
Q31: 情報収集していて困ることはありますか?
ドイツ語のネット記事を読むのに骨が折れる…ことぐらいかな。
まあ、これはある意味楽しい苦労ですね(^^)
Q32: HPやブログで歌手について書いていらっしゃる方にお尋ねします。書く時に気をつけていることはありますか?
好きな歌手だけでなく誰について書く場合でも同じですが、憶測だけですべて分かったようなことを書くこと、批判の名を借りた悪口、私生活やゴシップを軽率にネタにしたり詮索したりすること…これらはしたくないし、しないように気をつけているつもりです。
実在する人間について書いたものを、不特定多数の人が自由に閲覧できるサイト・ブログで公開しているわけですから、書き手には責任があるし、踏み込んではいけない境界線も心得るべきだと思っています。検索すればいくらでも情報が入ってくるご時世だからこそ、入ってきた情報の中から何を発信するかの判断が大事ではないかと。
ちなみに、パーペについて何か書いていて判断がブレそうになった時は、
「これは彼本人に堂々と見せることのできる内容か?」と自問してから書くようにしています(笑)一番間違いないでしょ^^;
Q33: 歌手と同世代の同じ声域の他の歌手の動向は気になりますか?
そういえばあまり意識したことがないです。
同世代のレパートリーのかぶっている歌手が少ないということもあるんですが。
◆あなたと歌手本人との関わり方について◆
Q34: 歌手のインタビュー記事、伝記等を読んだことはありますか?
はい。ネット記事や国内外のオペラ・音楽雑誌などで。
文字媒体以上に彼のキャラクターが伝わってきて面白かったのは、WEBラジオや動画の音声インタビュー。
Q35: Q34でYesと答えた方、それによって、歌手に対する感じ方に変化はありましたか?感想は?
特にイメージに変化はありませんでした。
決して陽気で饒舌なタイプではないですが、頭の回転が早いなという印象。
物静かな口調でぼそっと面白いことを言ったりします。
Q36: もしあなたがインタビュアーだったら、歌手に質問してみたいことは?
今となってはとても聞けない、でも聞いてみたい…
…97年→98年の間にずいぶん痩せたけど、どうやってダイエットを成功させたのですか?
Q37: 歌手が来日したら、観に行きますか?(または、来日した時、観に行きましたか?)
2007年10月、やっと彼の日本での雄姿を拝むことができました(T_T)
今度の来日の機会には、これまで行けなかった不満を晴らすべく全公演制覇できるように、今から備えておきます(笑)
Q38: 歌手本人と直接お話したことありますか?または、してみたいですか?
はい。
Q39: 歌手のサインはお持ちですか?
いただく機会はありましたが、もらっていないので持っていません。
Q40: 「私の気持ち、伝えたい…」もしそう思ったら、どんな方法で伝えますか?
アイコンタクト(笑)
Q41: いわゆる「入り待ち」「出待ち」するほう?しないほう?差し支えなければ理由は?
入り待ちはしたことがありません。
出待ちはありますが、実は群れるのも並ぶのも苦手(・・;)
◆まとめ◆
Q42: 他に気になる歌手はいらっしゃいますか?
パーペとリンデンやメトでよく共演する歌手はやはり気にかけて見ます。
まったく関係ないところでは、故エットレ・バスティアニーニが好きです。声質や端正な歌い回しにパーペとの共通点を感じるので、
自分の好みは一貫している!と勝手に思っているのですが、少数派でしょうかこの意見^^;
Q43: この歌手のファンになって、嬉しかったことは?
初めは、美声と役に似合わない若さに興味をひかれて注目した歌手が
ゆっくりと着実にレパートリーを広げ、歌唱表現も演技も深みと凄みを増して、そうそう、イモ兄ちゃんもイイ男に大変身して(笑)
歌手として成長していく様子をずっと見てこられたこと。本音をいうと少し寂しくもあるけど。
Q44: 頭に来たこと、残念だったことがあれば…
あるのかもしれませんが、それほど気にならないです。
Q45: 恥ずかしかったことがあれば…^^;
ヒミツ。
Q46: 歌手に対する希望、願いがあればどうぞ。
月並みですが、声と身体を大事にして、これからも元気で歌い続けてほしいです。
特にタバコ…どう屁理屈こねたところで声帯にも心肺にもいいはずがないので
いい加減禁煙に取り組んでくれる気は…ないんだろうなぁ(ーー;)
Q47: この歌手に出会えて、幸せですか?
幸せです。
Q48: あなたにとって、この歌手はどんな存在ですか?
間接的にであれ、私の人生にはかりしれない影響を与え、成長・変化させてくれた存在。
普段はそんなこと意識していないけれど、18年前の出逢いから今までを辿ってみると、つくづくそう思います。
Q49: 歌手へひと言
これからもテノール役がかすむぐらい凛々しくてセクシーなバスでいてください
Q50: 最後に感想をどうぞ
この50質は、折をみて回答をリニューアルすることで、何度でも楽しめますね!
2007年秋の生鑑賞実現以来、私自身の追っかけ環境が現在進行形で大きく変わりつつあるので
初回の回答を見直しているだけで感慨深かったです(笑)
◆おまけ・オトナモードの質問なので、お答えするしないは、お任せします^^#◆
+α:ずばり「抱かれたい」と思う?
え?(笑)と、トボケてみたりして^^;
まあ…私の惚れ込んだ声も、歌に滲み出るキャラクターやセックスアピールも、声を発している肉体も
すべてひっくるめて彼なので、切り離すことはできないです。
それに、全身を使って歌うこととそれを全身で受け止めることって、まさしく…のようなモノとも言えますしね(^_-)
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